個人的評価★★★★☆
以前ネットで注文しててやっと届いた空想科学読本1巻新装版
2巻も面白かったけど、やはりこういった本は最初の巻が1番尖ってて面白い
まえがきや注釈読んでると、発売当時から批判や、科学的な誤りの指摘とかもあったようだけれど、それも含めてその発想を楽しむのがこの空想科学読本シリーズではないかなと思う
一応、色々訂正や修正はしているらしく、目立つところだと第1部『設定からしてトンデモない!』の怪獣の身長と体重の項目。
ここだと、結果的にゴジラの体重は意外と適正だったという結論になってるんだけど、発売当時のCM含めた記憶だと、ゴジラは自重ですぐペシャンコになるって感じじゃなかったっけ?と思っていたら改訂版で訂正してしていたらしい。
本書の初版(96年)には『ゴジラは生まれた瞬間、即死する!?』というサブタイトルをつけていた。これはゴジラの適正体重を、恐竜ティラノサウルスから相似拡大した場合から求めてしまい、2万tでもおもすぎるという結論に達してしまったため。浮力の支えがあってもゴジラは生まれるや否や、自重でツブレ死ぬだろう、と考えたのだ。
多くの人々に指摘を受け、ここに晴れて改訂稿を掲載できるようになった。天高く喜びつつ、海より深く反省しております。 P20~21より引用
個人的に面白いと思ったのは、自重でツブレ死ぬという当初の結論は、映画シン・ゴジラの政府有識者の当初の見解と同じという事(後に異端の政府職員に否定される)
なんかオマージュというか影響受けてそうなったのか、関係なくそうなったのか気になるところw
昔読んだことある人は、再読すると懐かしくて面白いし、読んだことない人は、読んでみると発想の面白さ含めて楽しめると思う本✨