ウルソの読書記録

素人が暇潰しに読んだ本などの感想と紹介を書いていくブログです

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

29冊目「アルプスの少女ハイジ」ヨハンナ・シュピリ

アルプスの少女ハイジ (光文社古典新訳文庫) 作者:ヨハンナ・シュピリ 光文社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 言わずと知れたアルプスの少女ハイジの原作小説。 もはやハイジというと某家庭教師のCMのイメージが強すぎるんだけど、読んでみたらやはり古典的名作だ…

28冊目「人新世の「資本論」」斎藤幸平

人新世の「資本論」 (集英社新書) 作者:斎藤幸平 集英社 Amazon 個人的評価★★★☆☆ 最近、社会主義方面に興味が湧いてきたところに本屋さんで「2021年新書大賞第1位!」の帯と資本論の文字に惹かれて購入。 「じんしんせい」じゃなくて「ひとしんせい」と…

26・27冊「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 3-1、3-2」J・K・ローリング

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人3-1 <新装版> (静山社文庫) 作者:J.K.ローリング 静山社 Amazon ハリー・ポッターとアズカバンの囚人3-2 <新装版> (静山社文庫) 作者:J.K.ローリング 静山社 Amazon 個人的評価★★★★☆ ハリー・ポッターシリーズの第3巻。 …

25冊目「フランケンシュタイン」メアリ・シェリー

フランケンシュタイン (新潮文庫) 作者:メアリー シェリー 新潮社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 大体の人は名前は知ってるであろうフランケンシュタインの原作。 原題は、「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」。こっちのがカッコいい気がするけ…

24冊目「猫とともに去りぬ」ロダーニ

猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫) 作者:ジャンニ ロダーリ 光文社 Amazon 個人的評価★★★☆☆ イタリアの児童文学作家の短編集。 表題作猫とともに去りぬの他に15作品が収録されている。 ちなみに、猫は表題作以外には基本出てこない。 猫とともに去り…

23冊目「カーストとは何か インド「不可触民」の実像」鈴木真弥

カーストとは何か インド「不可触民」の実像 (中公新書) 作者:鈴木真弥 中央公論新社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 本屋さんプラプラしながら、そういやネット小説とかでスクールカーストって良く聞くけど、最近できたことばなのかなあ。昔、(語彙はなくても)あ…

22冊目「これからの社会主義入門 環境の世紀における批判的マルクス主義」田上孝一

これからの社会主義入門 環境の世紀における批判的マルクス主義 作者:田上孝一 あけび書房 Amazon 個人的評価★★★★ 「マルクスに立脚しつつも、あくまで是々非々でマルクスを利用して社会主義の今後を展望しようとするのが本書の一貫した視座」と書籍の最後に…

21冊目「ここは任せて先に行け!をしたい死にたがりの望まぬ宇宙下克上 2」のらしろ(ライトノベル)

「ここは任せて先に行け!」をしたい死にたがりの望まぬ宇宙下剋上2【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 作者:のらしろ TOブックス Amazon 個人的評価★★★(楽しく読むのに丁度良い。その意味では★5) タイトルが長い、、、 1巻目は宇宙国家時代に、ある国(…

20冊目「ザリガニの鳴くところ」ディーリア・オーエンズ

ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV) 作者:ディーリア オーエンズ 早川書房 Amazon 個人的評価★★★★★(自分で★5段階評価と決めてたけどもっと★付けたいくらい) 購入は2月頭だけど、最初60頁くらい読んで面白すぎて読むのもったいなくなり今日まで読ま…

18・19冊目「ハリー・ポッターと秘密の部屋(文庫版1・2)」J・K・ローリング

ハリー・ポッターと秘密の部屋2-1 <新装版> (静山社文庫 ロ 1-3) 作者:J.K.ローリング 静山社 Amazon ハリー・ポッターと秘密の部屋 2-2 <新装版> (静山社文庫 ロ 1-4) 作者:J.K.ローリング 静山社 Amazon 個人的評価★★★★★ ハリー・ポッターシリーズを、改め…

17冊目「メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ」シオドラ・ゴス

メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ アテナ・クラブ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:シオドラ ゴス 早川書房 Amazon 個人的評価★★★★★ アテナ・クラブシリーズの最終巻 モリアーティー教授に誘拐されたアリス(メイド)は実は特殊な力を持…

15・16冊目「メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行Ⅰ・Ⅱ」シオドラ・ゴス

メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行 2ブダペスト篇 アテナ・クラブ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:シオドラ ゴス 早川書房 Amazon メアリ・ジキルと怪物淑女たちの欧州旅行 1ウィーン篇 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:シオドラ・ゴス 早川書…

14冊目「偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い」小泉悠・桑原響子・小宮山功一朗

偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い 作者:小泉 悠,桒原 響子,小宮山 功一朗 株式会社ウェッジ Amazon 個人的評価★★★★☆ ディスインフォメーション(偽情報)に焦点を当てて、ウクライナ戦争や中国・ロシア、アメリカや各国の情報戦の展開やインフラ、民主…

13冊目「本はどう読むか」清水幾太郎

本はどう読むか (講談社現代新書) 作者:清水 幾太郎 講談社 Amazon 個人的評価★★★★★ 忘れ去られた知の巨人、清水幾太郎の読書についての本。 ジャーナリストであり、社会学者であり、60年までの平和運動の立役者(のちに右に転向し批判を浴びる)であるが…

12冊目「読書について」ショーペンハウアー

読書について (光文社古典新訳文庫) 作者:ショーペンハウアー 光文社 Amazon 個人的評価★★★★★ ショーペンハウアーの主著「意思と表象としての世界」に対する「余録と補遺」として書かれた論集から抜粋されたもの。本書では、読書について、著述と文体につい…

11冊目「煤まみれの騎士 第5巻」美浜ヨシヒコ(ライトノベル)

煤まみれの騎士 V (電撃の新文芸) 作者:美浜 ヨシヒコ KADOKAWA Amazon 個人的評価★★★★☆ なろう発中世っぽいファンタジー小説第5巻。 とはいえ、分かりやすい小説家になろう的要素(異世界転生・チート・ざまぁ・ハーレム)はほとんどなく、割と質実剛健な…

10冊目「人生の短さについて 他2篇」 セネカ 

人生の短さについて 他2篇 (光文社古典新訳文庫) 作者:セネカ 光文社 Amazon 個人的評価★★★★☆ ローマのストア派哲学者セネカの書簡集的なもの。 禁欲的な生活を説くストア派思想が理解しやすい書簡が収録されている。 人生は浪費すれば短いが、過ごし方次第…

9冊目「イスラームからみた西洋哲学」中田考

イスラームから見た西洋哲学 (河出新書 021) 作者:中田 考 河出書房新社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 日本人イスラム教徒(兼学者)によるイスラームの哲学や、イスラームからみた西洋哲学の概説。 アリストテレスとかは、一度西洋では廃れたあとにイスラームを…

8冊目「眠られぬ夜のために 第一部」ヒルティ

眠られぬ夜のために 1 (岩波文庫 青 638-1) 作者:ヒルティ,C.(カール) 岩波書店 Amazon 個人的評価★★★☆☆(人によっては★5あると思う) 眠られぬ夜のために、なんか眠たくなる(心安らぐ)物語とかを提供する本かと思いきや、実際はガッツリキリスト教倫理の…

7冊目「ハリー・ポッターと賢者の石」文庫版

ハリー・ポッターと賢者の石1-1 <新装版> (ハリー・ポッター文庫) 作者:J.K.ローリング 静山社 Amazon 個人的評価★★★★★ ハリー・ポッターと賢者の石の文庫版。 やはり第一作は世界観や物語としての完成度が高く面白い(他の巻も面白いけどね) 映画も良くで…

6冊目 「律」に学ぶ生き方の智慧 佐々木閑

「律」に学ぶ生き方の智慧 (新潮選書) 作者:佐々木 閑 新潮社 Amazon 個人的評価★★★★★ 幸せな人生とはどういう人生なのか? どこに人生の意味はあるのか? 以前は、宗教が一つの答えとして存在していた 来世が存在するならば死は恐怖の対象ではない。 神なき…

5冊目「世界はラテン語でできている」ラテン語さん

世界はラテン語でできている (SB新書) 作者:ラテン語さん SBクリエイティブ Amazon 個人的評価★★★★★ 数年前に、某論破王をTwitter上で論破していたアカウント(ラテン語さん)と同じ著者名じゃんと思って購入した本。 たしか英語の成立(変遷)についての議…

4冊目「愛書狂の本棚 異能と夢想が生んだ奇書・偽書・稀覯書」

愛書狂の本棚 異能と夢想が生んだ奇書・偽書・稀覯書 作者:エドワード・ブルック゠ヒッチング 日経ナショナル ジオグラフィック Amazon 個人的評価 ★★★★☆ 本が好きになると、(内容は分からなくても)装丁の美しい本を欲しくなったり、珍しい本(稀覯本)が…

3冊目「読んでない本について堂々と語る方法」ピエール・バイヤール

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫) 作者:ピエール・バイヤール,大浦康介 筑摩書房 Amazon 個人的評価 ★★★★★ 昔、タイトルに惹かれて中身を全くチェックせず購入した本。 タイトルだけから判断するとなんかとんでもなく適当なこと書いて…

2冊目「大乗仏教 ブッダの教えはどこへ向かうのか」佐々木閑著

大乗仏教―ブッダの教えはどこへ向かうのか (NHK出版新書 572) 作者:佐々木 閑 NHK出版 Amazon 個人的評価 ★★★★★ 原始仏教(ゴータマ・ブッダが説いた最初のころの仏教)の考え方と、僕らが慣れ親しんでいる仏教(大乗仏教)の考え方は、実は大きく違っている…

1冊目「カエサル 内戦の時代を駆け抜けた政治家」

カエサル――内戦の時代を駆けぬけた政治家 (岩波新書 新赤版 1841) 作者:小池 和子 岩波書店 Amazon 個人的評価 ★★★☆☆ 購入した理由は書店の新刊コーナーで見かけてなんとなく。 ちょうどローマ人の物語(塩野七生)を再読始めてたからか⁉️ 個人的に、カエサ…

このブログについて

このブログについて ブログ主は、現在、病気により長期治療中です。 暇を持て余して色々本を読んでいるので治療期間に読んだ本の備忘録(記録)的な感じで、読んだ本達を色々紹介していきたいなあと思います。 ブログ自体初めてなので、読みにくかったり色々…

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