ウルソの読書記録

素人が暇潰しに読んだ本などの感想と紹介を書いていくブログです

2024-01-01から1年間の記事一覧

85冊目『空想科学読本 新装版』柳田理科雄

*1" title="空想科学読本 1 [新装版] *2" /> 空想科学読本 1 [新装版] *3 作者:柳田 理科雄 KADOKAWA/メディアファクトリー Amazon 個人的評価★★★★☆ 以前ネットで注文しててやっと届いた空想科学読本1巻新装版 2巻も面白かったけど、やはりこういった本は…

84冊目『哲学の教科書』中島義道

哲学の教科書 (講談社学術文庫) 作者:中島義道 講談社 Amazon 個人的評価★★★★★ これらの例に見られるように、哲学とはけっして『深い』ことではない。人生の深奥にではなく、『数える』といった日常生活の表面にその秘密のすべてが隠されているのです。P41 …

82・83冊目『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるのか(上・下)』ダニエル・カーネマン

ファスト&スロー (上) 作者:ダニエル カーネマン,村井 章子 早川書房 Amazon ファスト&スロー (下) 作者:ダニエル カーネマン,村井 章子 早川書房 Amazon 個人的評価★★★★★ 著者は、2002年に、不確実な状況下における意思決定モデル『プロスペクト…

81冊目『死霊魔術の容疑者(ライトノベル)』駄犬

最近ライトノベル読む割合が増えている気がする・・・ 死霊魔術の容疑者 (GCノベルズ) 作者:駄犬,遠田志帆 マイクロマガジン社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 書店のライトノベルコーナーみてて、表紙の絵がとても美麗でライトノベルっぽくないな~と思いつつ著者…

80冊目『ローマ人の物語17 悪名高き皇帝たち(1)』塩野七生

文庫版ローマ人の物語の第17巻 アウグストゥス亡き後、第2代皇帝ティベリウスの治世~ネロまでを描く単行本版ローマ人の物語Ⅶ(悪名高き皇帝たち)を4分冊にした1冊目 ローマ人の物語 (17) 悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫) 作者:塩野 七生 新潮社 Amazo…

79冊目『俺は星間国家の悪徳領主!8(ライトノベル)』三嶋与夢

俺は星間国家の悪徳領主!8 (オーバーラップ文庫) 作者:三嶋与夢 オーバーラップ Amazon 個人的評価★★★☆☆ 悪徳領主シリーズの8巻目 ざっくりしたシリーズ概要 小説家になろう発 もともと乙女ゲーの世界の気晴らしに書いたらやたら人気が出て書籍化まで至った…

78冊目『ハリー・ポッターと死の秘宝 新装版7-2』J・K・ローリング

退院後3日経ってやっと体調戻ってきた。抗がん剤の副作用徐々に重くなってきた感あるなあ ※ネタバレあり ハリー・ポッターと死の秘宝〈新装版〉 (7-2) (静山社文庫 ロ 1-18) 作者:J.K.ローリング 静山社 Amazon 個人的評価★★★☆☆ スリザリンのロケットの所在…

77冊目『空想科学読本 2(新装版)』柳田理科雄

明日からまた入院だ~(5日間) 空想科学読本 2 [新装版] 作者:柳田 理科雄 KADOKAWA Amazon 個人的評価★★★★☆ 購入したきっかけ(なんかXでトレンドに上がってた) 空想科学の世界(アニメや漫画や特撮とかの世界)を科学する!けど別に、厳密に科学すると…

76冊目『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』池内恵

【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛(新潮選書) 作者:池内恵 新潮社 Amazon 個人的評価★★★★★ 中東情勢は、正直複雑すぎて良く分からないなあ~。と思っているときに『中東大混迷を解く』シリーズとして発刊されていることを知り、購入した…

75冊目『正欲』朝井リョウ

正欲(新潮文庫) 作者:朝井リョウ 新潮社 Amazon 個人的評価★★★★☆ あのとき自分がどうにかして彼を止めていれば、あんなことにはならなかったのではないかと思う瞬間がある。 同時に、あのとき自分が彼を止めなかったから、彼はあれからも生き延びられてい…

74冊目『向田邦子 ベスト・エッセイ』向田邦子

向田邦子ベスト・エッセイ (ちくま文庫) 作者:邦子, 向田 筑摩書房 Amazon 個人的評価★★★★★ 十代は、おなかいっぱい食べることが仕合せであった。 二十代は、ステーキとうなぎをおなかいっぱい食べたいと思っていた。 三十代は、フランス料理と中華料理にあ…

73冊目『神を見た犬』ブッツァーティ

動物をテーマに購入した本だけど、かなり幻想文学よりで予想外に面白い短編集だった。 神を見た犬 (光文社古典新訳文庫) 作者:ブッツァーティ 光文社 Amazon 個人的評価★★★★★ 看護師が出てゆくと、彼は15分ほど黙りこくっていた。たとえ事務的な手違いから…

71・72冊目『古代日本の超技術 新装改訂版』・『古代世界の超技術 改訂新版』志村忠夫

個人的評価★★★★☆ 古代日本の超技術〈新装改訂版〉 あっと驚く「古の匠」の智慧 (ブルーバックス) 作者:志村史夫 講談社 Amazon 古代世界の超技術〈改訂新版〉 あっと驚く「巨石文明」の智慧 (ブルーバックス) 作者:志村 史夫 講談社 Amazon 月刊ムー的な本か…

番外編『フラジャイル(漫画)にユーイング肉腫が出てたので読んだ』※希少癌理解促進のため。治療記録ブログと同じ内容

治療記録ブログ(https://ursusvirtus3.hatenablog.com/)に載せた記事だけど、希少がんへの理解促進兼ねてこっちにも。 フラジャイルという漫画自体は面白いのでおススメです。 フラジャイル(25) (アフタヌーンコミックス) 作者:恵三朗,草水敏 講談社 A…

70冊目『魔女狩りのヨーロッパ史』池上俊一

個人的評価★★★★☆ 魔女狩りのヨーロッパ史 (岩波新書) 作者:池上 俊一 岩波書店 Amazon 魔女狩りについての新書。 岩波新書には『魔女狩り』(森島恒雄著)という名著というか長年の定番みたいな書籍があって、昔読んで面白かった覚えがあるんだけれど、あれ…

69冊目『冷静と情熱のあいだ Rosso』江國香織

個人的評価★★★☆☆(若い頃はもっと面白く感じてた気が) 微妙にネタバレあり。 冷静と情熱のあいだ Rosso (角川文庫) 作者:江國 香織 KADOKAWA Amazon 対になる作品として、『冷静と情熱のあいだ Blu』(辻仁成)がある。 セットで読むことで完成するとい…

68冊目『華麗なる一族 上』山崎豊子

華麗なる一族(上)(新潮文庫) 作者:山崎豊子 新潮社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 山崎豊子の小説については、はるか昔、白い巨塔を読んだような記憶もあるが忘却の彼方であります。 X(旧Twitter)でフォローしてる方が本作『華麗なる一族』を読了されておス…

67冊目『男どき女どき』向田邦子

個人的評価★★★★☆ 男どき女どき(新潮文庫) 作者:向田邦子 新潮社 Amazon 歩き出した列の先頭に、大きく肩を波打たせて必死についてゆくIの姿がありました。Iの母親は、校門のところで見送る父兄たちから、一人離れて見送っていました。 私は、愛という字…

66冊目『モフモフはなぜ可愛いのか』小林朋道

モフモフはなぜ可愛いのか―動物行動学でヒトを解き明かす―(新潮新書) 作者:小林朋道 新潮社 Amazon 個人的評価 判定不能 (モフモフの可愛さを語る本だと思って中身確認せずに買ったので・・・) 成長の一つのパターンは、自ら(ホモサピエンス)に関して…

65冊目『猫を処方いたします 2』石田祥

個人的評価★★★★☆ 猫を処方いたします。2 (PHP文芸文庫) 作者:石田 祥 PHP研究所 Amazon 『死ぬ時は、みんな一人です。出会いの瞬間も選べませんが、それと同じで、死の瞬間は誰にも選べません。人も動物も、全部なんですよ。どうか後悔しないことにしがみつ…

64冊目『舟を編む(文庫版)』三浦しをん

やっと退院できた~。入院中はだるくて一日18時間は寝ているのでまだ頭が回らない・・・ 入院中そこそこの量読んだので、しばらくは脳内整理兼ねて入院中に読んだ本の感想になる予定。 舟を編む (光文社文庫) 作者:三浦 しをん 光文社 Amazon 個人的評価★★…

63冊目『ハリー・ポッターと死の秘宝 7-1』J・K・ローリング

入院中たくさん本が読めるし、死の秘宝文庫版全巻読んだろ! と意気込んで読み始めたけれど、まさかの4分冊のうち1冊目以外持ってくるのを忘れてしまったという事態に。 呼び寄せ呪文はまだ使えないので、4月7日の退院後に残りはゆっくり読む所存(´;ω;…

60~62冊目『ハリー・ポッターと謎のプリンス』J・K・ローリング

※ネタバレあり 今作もいつものとおりダーズリー家でのハリーから始まる? その後ダーズリー家へ舞台は移り・・・ ハリー、シリウスの死後も今のところあまり成長せず ダンブルドアとヴォルデモートの過去を辿る旅へ ダンブルドアの死とハリーの成長 ハリー・…

59冊目『ノートル=ダム・ド・パリ(抄訳)』ヴィクトル・ユゴー

ノートル=ダム・ド・パリ (角川文庫) 作者:ヴィクトル・ユゴー,大友 徳明 KADOKAWA Amazon 個人的評価★★★☆☆(古典としてなら★★★★★) 『ええ。誰にも昼間があるというのに、どうしてわたしには、夜しかないのでしょう?』(牢屋内でのエスメラルダのことば) …

58冊目『チャリング・クロス84番地 増補版』へレーン・ハンフ

チャリング・クロス街84番地-増補版 (中公文庫, ハ6-2) 作者:ヘレーン・ハンフ 中央公論新社 Amazon 『私が古本の中でも特に好きなのは、前に持っていた方が一番愛読なさったページのところが自然にパラっと開くような本なのです。』P21 個人的評価★★★★★(…

57冊目『ザイム真理教』森永卓郎

ザイム真理教 作者:森永 卓郎 三五館シンシャ Amazon 個人的評価★★★★☆ 購入したきっかけ どんな内容の本なの? 読んだ感想 購入したきっかけ 発売自体は去年(2023年)の6月。なんかネットで経済系の記事のコメントとか『ザイム真理教』っていう言葉ち…

56冊目『二都物語』チャールズ・ディケンズ

二都物語 (新潮文庫) 作者:チャールズ ディケンズ 新潮社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 『いま行っていることは、いままでにしたどんなことより、はるかにいいことだ。これから行くところは、いままでに知っているどんなところより、はるかに素晴らしい安らぎの地…

55冊目『魔女と傭兵 第3巻(ライトノベル)』超法規的かえる

魔女と傭兵 3 (GCN文庫) 作者:超法規的かえる,叶世べんち マイクロマガジン社 Amazon 個人的評価★★★★☆ 魔女と傭兵とは? 感想 魔女と傭兵とは? 『小説家になろう』というWebサイトで連載されている小説(の書籍版) 魔法の無い、ヨーロッパ中世みたいな…

54冊目『アーサー王宮廷のヤンキー』マーク・トウェイン

トウェイン完訳コレクション 概要 感想 現代(出版当時)の知識で無双。 社会風刺が多い まとめ トウェイン完訳コレクション アーサー王宮廷のヤンキー (角川文庫) 作者:マーク・トウェイン,大久保 博 KADOKAWA Amazon 個人的評価★★★☆☆ 概要 19世紀後半に…

53冊目『地球から月へ /月を回って /上も下もなく』ジュール・ヴェルヌ

ジュール・ヴェルヌ〈驚異の旅〉コレクション II 地球から月へ 月を回って 上も下もなく 作者:ジュール・ヴェルヌ インスクリプト Amazon 個人的評価★★★★★ ジュール・ヴェルヌについて 書籍の概要 感想 地球から月へ/月を回って 上もなく下もなく ジュール…