アテナ・クラブシリーズの第2弾
分量が多いからか、ウィーン篇とブタペスト篇に分かれて出版
メアリ・ジキル(ジキルとハイドのジキル博士の娘)
ダイアナ・ハイド(〃のハイドの娘)
ジュスティーヌ・フランケンシュタイン(フランケンシュタインの娘)
ベアトリーチェ・ラパチーニ(ラパチーニの娘)
といった、ヴィクトリア朝期小説やゴシック小説を読んでいるとなんか聞いたことあるキャラクターの登場人物や娘達が大活躍するSFミステリー
シャーロック・ホームズも主要キャラとして出てくる。
第1巻の最後に、ルシンダ・ヘルシング(ヴァン・ヘルシングの娘)の助けを求める手紙が来て、、、という終わりからの続き。
ルシンダを助けるためにウィーンに向かうが、ルシンダは精神病院に閉じ込められていて、アイリーン・ノートン(アイリーン・アドラー)の助力を得て救出するまでがⅠ
そしたらメアリたち(+ルシンダ)は、ブタペストに向かう途中に行方不明になり、カーミラらドラキュラ伯爵に助けられ・・・
とおもったら敵である錬金術師協会の内紛を治めるべく立ち回り、なんとかなったらメアリ達のメイドのアリスがモリアーティー教授に誘拐され、ホームズは行方不明になり、、、
と、あまりネタバレしたくないけどかなり展開が入れ替わっていくが、文章がドラマか映画をみているような感じで流れていくので、頭の中で光景や展開を想像しながら読むことができて、分量の割に読みやすい。
いずれにせよ、ゴシック文学やヴィクトリア朝期の文学、シャーロック・ホームズ等が好きなら面白いこと間違いなし。