個人的評価★★★★★
ハリー・ポッターと賢者の石の文庫版。
やはり第一作は世界観や物語としての完成度が高く面白い(他の巻も面白いけどね)
映画も良くできているが、小説で読むとやはり省略されてるところもあるんだなーという印象。映画で世界観を補完しながら読むのが一番楽しいかもしれない。
ただ、映画や小説で見るたび思うんだけど、ポグワーツは小学生くらいの子たちが学ぶには危険極まりないし、クディッチもスポーツとしてはヤバくない?w
「クディッチには700もの反則があり、その全部が1473年の世界選手権で起きたこと~中略~、試合中の死亡事故はまずないが、何人かの審判が試合中に消えてしまい、数か月後にサハラ砂漠で見つかったこと、などが知られている。」ってヤバすぎるでしょうw
あとは、死に対するこの考え方は結構好き
「きみのように若い者にはわからんじゃろうが、ニコラスとペレネレにとって、死とは長い一日の終わりに眠りにつくようなものなのじゃ。結局、きちんと整理された心を持つ者にとっては、死は次の大いなる冒険にすぎないのじゃ。」
ブルワーリットンの「来るべき種族」に出てくる種族ヴリル=ヤの死生観もこんな感じだったけど、イギリスとか(ケルト?またはキリスト教圏?)に根付いた考え方とかなのかな?
と思ったりしながら読んでいた。