ウルソの読書記録

素人が暇潰しに読んだ本などの感想と紹介を書いていくブログです

34冊目「猫を処方いたします。」石田祥

 

 

個人的評価★★★☆☆(面白かったけど再読するかというとたぶんしないので)

 

ふだん最近の作家さんの本はほとんど買わないんだけど、書店で猫の表紙みて、ついつい購入してしまった・・・

 

1 どんな話なの?

京都市中京区の薄暗い路地にある雑居ビル5階に「中京こころのびょういん」がある。

こころの不調を抱えて病院に来た患者に、医者が話を聞いて処方するのは薬ではなく猫!

猫との交流を通して患者たちの生活も変わっていき・・・

全5話構成で、短編的に読むこともできる。

ネタバレしないように注意すると、こんな感じのストーリー

 

 感想

猫を処方するってどういうこと?と思うかもしれないが、ほんとに猫が処方される(笑)

そして、処方箋には猫の名前や年齢、扱い方が書かれていて、ケージに入った猫を渡される。

 

第1話だと、ブラック企業で働く青年が主人公。保護猫の話とかもでてきて、薬の代わりに猫に癒してもらうハートフルストーリーなんかなと思い読み進んでいくと、話数を重ねるごとに、京都の小説らしく、幻想的要素も徐々に入ってきて最終的には良い意味で想像と違っていた小説となる。

 

いや面白かったし、感動できるし読後感も良かった✨

続編も出ているようなのでそのうち購入したい!

あとは、猫じゃなくて犬を処方する小説も出ないかな(笑)2番煎じになっちゃうし、この小説のプロット的に難しいかw

シベリアンハスキーもかわいいよ!