ウルソの読書記録

素人が暇潰しに読んだ本などの感想と紹介を書いていくブログです

63冊目『ハリー・ポッターと死の秘宝 7-1』J・K・ローリング

入院中たくさん本が読めるし、死の秘宝文庫版全巻読んだろ!

と意気込んで読み始めたけれど、まさかの4分冊のうち1冊目以外持ってくるのを忘れてしまったという事態に。

呼び寄せ呪文はまだ使えないので、4月7日の退院後に残りはゆっくり読む所存(´;ω;`)

 

 

個人的評価★★★★☆

 

ハリー・ポッターシリーズ最終作

とうとう、最終巻の死の秘宝。楽しく読んできたのでとても名残りおしいが、読みたいのも事実である。

今巻もダーズリー家ではなく、ヴォルデモートのところから物語がはじまるあたり、前作から続き物語が最後の戦いであることを顕しているように思える。

ダンブルドアを殺害したことによってヴォルデモート側は勢いづくことは間違いなく、現に魔法学校の先生が犠牲になったり、魔法省にも浸食していっている様子がうかがえる。

不死鳥の騎士団や魔法省もがんばってるんだろうけどイマイチ弱い感がある。

というか、どうにも一枚岩になれないあたりが彼我の差となって被害が拡大しているのである。

これ、ハリーたちどう立ち向かうんだろう、、、

 

さよならダドリー(安全な場所へ)

ダーズリー家はヴォルデモートに危害を加えられる恐れがあるので魔法省などが用意する安全な場所へ(それ本当に安全か?)

その別れのなかで、バーノン叔父さんは安定のクズっぷりを発揮するが、ダドリーは(彼なりのやり方で)ハリーに感謝し、また会えることを祈る。

ペチュニア叔母さんもなにか言いたげだけど、この人のばあい、自分も魔法使いになりたかったけど妹だけなったり(姉より優れた妹などいない!の精神か?w)、色々と複雑な感情があるんだろうなあという描写はある。

実際、妹とはお互い結婚後も交流はあったみたいだしね。

ダドリーがこれだけ成長したんだから、君もそろそろ成長しようぜハリー

 

ビルとフラーの結婚式と、魔法省が陥落し、次巻へ

ハリー(+ロン・ハーマイオニー)達は分霊箱を探す旅にでるまえに、ビルとフラーの結婚式に参列する。

そのなかでハリーはロンの叔母からダンブルドアの過去の醜聞などを聞き、『なぜダンブルドアは自分に教えてくれなかったのか。ダンブルドアは思っていたような人物ではないのではないだろうか』との疑念を持ち悩むことになる。

いや・・・、ハリーおまえそれ何回目だよ・・・その自己特別感がうまくいくこともあるけど、大失敗もしてきたやん。

ダンブルドアが話さなかったことによって良かったこともあったし、全くの事実無根とかもあったじゃん・・・

このあたり、中々成長しない主人公であるが、まあそういった自己葛藤的なところはハリーの魅力的なところでもあるので難しいなあと最近思ってきた(笑)

 

結婚式の途中、魔法省が陥落し、死喰い人が襲ってきたところから逃げ出し、グリモールドプレイスに到着し、クリーチャーに分霊箱の一つを持ってる奴(マンダンガス)を連れてくるようお願いしたところで今巻は終了。

やはり展開が一気に進んでいるので、次巻以降が大変気になる!