ウルソの読書記録

素人が暇潰しに読んだ本などの感想と紹介を書いていくブログです

42・43冊目「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 文庫版5-1、5-2」J・K・ローリング

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 文庫新装版5-1、5-2

 

個人的評価★★★★☆

ハリー・ポッターの第5作目
文庫版で全4分冊・・・なので2冊毎に感想書いていく。

巻数どんどん増えていくなあ。このあたりが文庫版としてはMAX関数かな?

 

1 今巻(5-1、5-2)はどんな話

いつものようにダーズリー家でのハリーの様子から物語がはじまる。
前巻最後にヴォルデモート復活を認めるか否かで
ファッジ(魔法省大臣)と決別したが、その魔法省との対決が主眼。
ハリーへの裁判や、ポグワーツへの魔法省の干渉が始まっていく。
という感じの巻。

 

2 感想

タイトルにある不死鳥の騎士団が早々に出てきたり、魔法省からポグワーツに派遣された教師の横暴があったりするが、まだまだ物語は途中で、基本的にフラストレーションが溜まる展開となっている。

 

というか、ハリーの情緒不安定ぐあいがヤバい笑
まぁ冷静に考えると、まだ15歳くらいだし、心理的負担とか考えるとしょうがない気もするけど、、、
イキりちらしてキレ散らかすわりに、いざ頼られるとビビり出すという思春期っぽいムーブを繰り返している。
あとは、前巻から続き恋愛脳のままである。ハリー君意外と余裕あるね?


そして、魔法省からポグワーツに派遣された教師(ドローレス・アンブリッジ)がやばい。
クズ教師の概念を詰め込んだような人物である。
魔法省は、自己保身の固まりと化し、こんなんで大丈夫なのか?という状況であり、この後どう展開していくんだろうか
(今巻読んでると忘れがちだが、敵は魔法省ではなくヴォルデモートなのである。)

 

しかしクディッチになると先生たちも露骨にエコ贔屓しだすのが面白い。
けど、スネイプ先生、スリザリン生がグリフィンドールのクディッチメンバーに呪いをかけたのを(14人証言者いても)スルーって、よくハリーのこと規則破りの常習犯とか言えたね。笑
スリザリンはもはや、なんで君たちわざわざポグワーツに所属してるの?レベルになってきている。


そろそろ逆襲の展開が来ないとフラストレーションが溜まる一方なので、後半に期待