個人的評価 ★★★★★
昔、タイトルに惹かれて中身を全くチェックせず購入した本。
タイトルだけから判断するとなんかとんでもなく適当なこと書いてあるクソ本なのか?と期待もするが、
実は意外とちゃんとした読書論というか書評論?のような本である。
今は文庫版も出てるのかな?
著者は大学で文学を教えている教授らしい。立場上、読んでない本について語ることや書評を書くことが必要になることもあり、そういった際のテクニックを教えてくれるのである!
僕らはどうしても、本は全部ちゃんと読まなきゃならない(通読義務)といったような感覚を持っているし、なにか本について語るときはその本を読んで知っていなければならないような気がしてしまうけれど、そんなことないよ!むしろ場合によっては本読むことがマイナスに働くこともあるよ(え?w)ということを教えてくれる。
そう、実際は読書はもっと自由なものであるし、批評理論などを見ていると、もはやこれ本の存在意義なくね?(脱構築とか)という批評方法もあるのである。
ここまでざっくり本の印象を書いてきたが、実は僕はこの本をまだ1ページも開いておらず、タイトルの印象からだけで書いているのである!
と聞かされて、この文章をみた人は、果たして僕が本当に本を読んでなくて書いたのか、または読んで内容を書いたのか判断できるかな??
というような感じで楽しいですよ!