ウルソの読書記録

素人が暇潰しに読んだ本などの感想と紹介を書いていくブログです

93冊目『ハリー・ポッターと死の秘宝7-4(文庫版)』J・K・ローリング

個人的評価★★★★★

 

 

きみは真に死を克服する者じゃ。なぜなら、真の死の支配者は、『死』から逃げようとはせぬ。死なねばならぬということを受け入れるとともに、生ある世界のほうが、死ぬことよりもはるかに劣る場合があると理解できる者なのじゃ

(P246より引用)

ハリー・ポッターシリーズいよいよ最終巻!!!!

ハリー・ポッターと死の秘宝は、物語が終わるのが名残惜しくてものすごくゆっくり読んで来たけれど、いよいよ終わりである。

 

ポグワーツに戻ってきたハリー達は、レイヴンクローの髪飾りを探すが、その過程で死喰い人に見つかり、ポグワーツにいることがヴォルデモートにバレてしまう。

そのときヴォルデモートは、自己の分霊箱が破壊されている可能性に気が付き、各地の分霊箱保管地を確認に回りブチ切れ状態である。

しかし、ナギニという分霊箱を持つヴォルデモートの優位性は揺るぎない。

そこで、ヴォルデモートはポグワーツに対してハリーを引き渡すよう要求するが、ポグワーツ側はこれを拒否して最終決戦へと突入する

というかヴォルデモート、時間的猶予を2回もあげたり、謎に優しさを見せてるのは何なのか(笑

ここからは戦闘→ハリーの死→復活→最終対決と怒涛の勢いで流れていくが、さすがにシリーズのラストだけあって圧倒的筆致で引き込まれるものがある。

解説しようかと思ったんだけれど、このあたりはめちゃめちゃ面白いので是非小説を読んで欲しいところ

そして、ハリー達よりも、ダンブルドアの深謀遠慮(というか、だいたい全部ダンブルドアの手のひらの上という感じ)と、ネビルの成長、スネイプのダーク主人公性が圧倒的な巻でもあった。

映画版も面白かったけど、やはり小説のほうが細かい心情描写含めて面白いかな。

これでハリー・ポッターシリーズも終わり!!

いちおう、息子主人公の小説?も出ているみたいなので、蛇足になりそうだけど買おうかな~